ギリシャ語のアダマス(征服しがたい)が名前の由来といわれるダイヤモンドはその名の通り、美しいだけではなく、屈強な宝石でもあります。
ダイヤモンドは地表から120〜200Kmという地球の深部で形成され、さらにマグマの中で熱と圧力によって鍛えられ、地表近くまで運ばれてきた炭素の結晶です。
そのため、カットされ、研磨されなければ、美しいダイヤモンドになりません。
高い硬度を誇るダイヤモンドゆえに、加工技術が発達する15世紀以前までは、ダイヤモンドはそれほど人気はありませんでした。
ダイヤモンドが発見されたのは紀元前四世紀で、ダイヤを見つけたインド人がその後ヨーロッパに渡り、権力ある富裕層の間でダイヤモンドジュエリーブームが起こりました。
また、1474年にオーストリアのマキシミリアン大公が、婚約者のブルゴーニュ皇女マリーにダイヤモンドを贈った事から、ダイヤモンドがエンゲージリングの定番となったといわれています。
以後、ダイヤモンドは、永遠の愛の象徴とされ、エンゲージリングの定番として今日に至ります。
ダイヤモンドの価値