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ルビー
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ラテン語のルビヌス(赤い)が名前の由来とされているルビーは、その名の通り鮮明な赤が印象的なコランダムに属する鉱物です。
コランダムは、ダイヤの次に硬い鉱物でもあり、本来は無色なのですが、不純物が含まれる場合により、色がつきます。
クロムが不純物で濃い赤色になったものがルビー。
鉄、チタンが不純物で青くなったものはサファイアになります。
他の色のコランダムはサファイアとして総称されたのに対して、赤色を発するコランダムだけは古来から人々に強烈な印象を残してきました。
なかでも、あざやかな鮮赤色は最高級のルビー色とされ、ピジョン・ブラット(鳩の血)と呼ばれています。
その名前の由来のとおり、科学的な宝石鑑定を実施する以前は、赤い石を全てルビーと呼んでいた為、ルビーと称されていたものが実はルビーではなかったなどという事も多くあったそうです。
ふりがなの「ルビをうつ」の「ルビ」も、かつて、ヨーロッパで印刷が始まった頃、活字の大きさに名前をつけて解り易くしていた時に使用していた「5ポイント:パール」、「5.5ポイント:ルビー」、「6.5ポイント:エメラルド」から来ており、当時の日本で使用されていた活字の大きさが「ルビー」であった為、「ルビをうつ」という風に使われるようになったそうです。
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